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「王子様のプロポーズ」ウィル・A・スペンサー王子/Episode10

今日で10日目です。
(選択肢含むネタバレ↓)





































<選択肢>
10日目・・・スチル
*紅茶をお願いします
*よくわかりません



クロードからのメールで、時期国王として学ぶために集まりだと知ります。
庭へ向かうウィルが、いつも以上に物憂げな様子だった、とゼンから聞き・・・庭へ。

─────庭。
「おはよう。・・・・・・早いね」
「そんな、ウィル王子こそ・・・・・・」
「ああ、いや・・・・・・家に置いてきた花たちは元気かな、と思って」
「あ・・・・・・」
あれから少しずつ花は元気になったものの、まだ以前のよう生き生きと輝いておらず・・・。
専門業者の人が見てくれているから大丈夫だろう、と言うと・・・。
「あの花はもう・・・・・・○○じゃないとダメだ」
「そう・・・・・・でしょうか」
ここに来た理由を聞かれ、正直に話すと・・・。
「・・・・・・そう」
背を向けて歩き始めます。
(・・・・・・もしかして、ひとりでいたいのかな・・・・・・)
後を追うのをためらっていると、ウィルは振り向いて。
「・・・・・・おいで」
(あ・・・・・・)

ウィルのななめ後を歩いていると、不意にポツリと。
「俺は・・・ちゃんとできているのかな?」
「・・・・・・え?」
「各国の王子が集まっている席だ。自分がちゃんとできているのか・・・・・・気にならないと言えば嘘になる」
ここで選択肢。
「よくわかりません」
そう答えると、かすかに微笑み。
「わからない・・・・・・か。そうだよな、そんなこと聞かれても、困るよな」

「・・・・・・こんな風に・・・・・・自分のことで人に何かを尋ねるのは、初めてだ」
(・・・・・・え?)
「立場上、誰かに聞くことがかなわない。
 唯一、クロードが俺のためを思ってあれこれ言ってくるが・・・・・・だが、俺がアイツに聞くことはない」
「ウィル王子・・・・・・」
「俺は別にここで一番になりたいわけじゃない。・・・・・・ただ、時期国王として恥ずかしくないようにしたいだけだ。
 それは・・・・・・フィリップ王国にとって・・・・・・大事なことだから」
(フィリップ王国にとって・・・・・・? じゃあ、ウィル王子の気持ちは・・・・・・?)
「ウィル王子・・・・・・」
呟くと、ハッとしたように顔を見て・・・・・前髪をかきあげ、少し照れたように微笑みます。
「・・・・・・すまない」
「・・・・・・え?」
「いや・・・・・・こんな話をしてしまって・・・・・・」
「あ、いえ、うれしいです」
「・・・・・・うれしい?」
「はい。・・・・・・私だけ話してくれることがあるなんて・・・・・・とても光栄なことですから」
ウィルの顔が少し歪み・・・。
(・・・・・・え?)
まるで泣きそうな・・・・・・子どものような表情が垣間見えます。
「あの・・・・・・?」
「・・・・・・いや、光栄だなんて思われるほどのことじゃない。そう思って」
スッと表情を消し、耳元に顔を近づけると。
「明日の帰り道・・・・・・どこかに出かけないか?」
囁きが伝わってくる頃、ウィルはいつもと同じ笑顔で・・・・・。
(ウィル王子・・・・・・?)

翌日の午後。
ミッシェル城での集まりは解散。
それぞれが迎えに来た車に姿を消すと・・・ウィルに手を握られます!
「昨日のデートの誘い・・・・・・覚えてる?」
「・・・・・・はい」
「このまま手を離さないなら・・・・・・連れていくよ」

その後、2人は電車→携帯の電源をオフ。
行き先を聞くと・・・。
「どこだと思う?」
「さあ・・・・・・わかりません・・・・・・・」
「実は・・・・・・一度行ってみたかった場所があるんだ」

電車を乗り継ぎ、辿り着いた先は・・・・・・主人公が留学して住んでいた街。
車内で言っていた一度行ってみたい場所、とは・・・主人公の住んでいたアパートでした。
アパートが見えてくると・・・そこには、焼ける前とそっくりのアパート!
(ノンちゃんの力・・・?)
蘇ってくるのは、あの日(火事)のこと。
目の前のアパートはそっくりだけど、自分の住んでいた場所ではなく・・・。
涙がこみ上げてきそうになるのを必死に堪えます。

駅までの道のり。
「・・・・・・大丈夫?」
「あ・・・・・・すみません。大丈夫です」
「・・・・・・・ごめん、俺が見たいなんて言ったから」
「・・・・・・そんな・・・・・・」
「・・・・・・見たかったんだ」
「?」
「俺の知らない普通の生活。そして、俺の知らない○○の生活・・・・・・その両方を」
「ウィル王・・・・・・」
王子と言いかけて、慌てて止めます。
こんな人前で・・・と思っていると、考えを読んだように。
「賢明だね。今ウィルでいいよ」
「え? そんな・・・・・・」
ここでウィルが見つけたのはアイス。
「アイス、食べようか? ・・・・・・ここで待ってて」
返事を聞かず、近くのお店へ。

待っていると、アイスを持って戻ってきました。
「はい、これ」
「あ、はい。・・・・・・ありがとうございます」
手を繋ぎながら、アイスを食べ・・・広場の階段へ。

「・・・・・・ずっと夢だったんだ。こうしてアイスを食べることが」
(・・・・・・え? ウィル王子の・・・・・・夢?)
「・・・・・・うらやましいよ。普通はみんな、こうして楽しい時間を過ごしているんだよね」
「ウィル王子・・・・・・」
「・・・・・・ああ、ごめん。変なこと言ったね」
「・・・・・・いえ・・・・・・」
(やっぱりウィル王子は、王位を継ぎたくないんじゃ・・・・・・。だから、こうして私を誘って普通のことを・・・・・・)
「そろそろ・・・・・・シンデレラのように魔法が解けてしまいそうだな・・・・・・」
(ウィル王子・・・・・・)

帰りの車内はかなり混雑していて・・・。
ウィルは扉に手をついて、かばうように立ってくれます。
「・・・・・・大丈夫か?」
「私より・・・・・・ウィル王・・・・・・ウィルの方が大変そう・・・・・・」
「これくらいのこと。・・・・・・○○のことは俺が守るから」
(ウィル王子・・・・・・)

電車を乗り継ぎ、フィリップ王国に戻ってきたものの・・・・ウィルは城に戻ろうとしません。
「・・・・・・まだ早いだろう」
(私だっていつまでもこうしていたいけど・・・・・・でも、こんなことしてたら・・・・・・)
「そろそろ戻らないと。きっと、みんなが心配していますよ」
ウィルは首を横に振り。
「もう少しだけ・・・・・・」
いつになく甘えたような瞳に・・・・・これ以上、拒むことが出来ず・・・。
(う・・・・・・そんな顔されたら・・・・・・)
「じゃあ・・・・・・もう少しだけ・・・・・・ですよ」
ウィルの表情がパッ明るくなります。

─────数時間後。
辺りはすっかり暗くなり・・・。
「ウィル王子・・・・・・さすがにもう帰った方が・・・・・・」
何度言っても、その都度・・・黙ったまま手を引っ張って歩いて・・・。
(ウィル王子、どうするつもりなんだろう? このままじゃ、もしかして捜索とかされちゃうんじゃ・・・・・・)

暫く歩いていると・・・ある建物も前で立ち止まります。
(・・・・・・え?)
「・・・・・・ここに泊まろう」
「・・・・・・え? 泊まるって・・・・・・」
そこは、有名なホテル。
(ここ・・・・・・。え? ・・・・・・もしかして、私と、王子がここに!?)
「あの・・・・・・」
「・・・・・・行こう」
ホテルの中へ。



次回予告・・・・・お泊りデート&・・・・・!?
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