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「王子様のプロポーズ」キース・アルフォード王子/Episode12

今日で12日目です。
(選択肢含むネタバレ↓)






































<選択肢>
12日目
*ゼンさんに聞いたんです
*言い返さない


キースと別れた夜。
ゼンから自己紹介&ホットミルクを持ってきてくれました。
ノーブルを助けたお礼を言われた後。
「ところで・・・・・・○○様がいらしたリバティ王国は、今、大変なことになっているようですね」
「え?」
「さきほど、テロ組織から脅迫を受けているということが公式に発表されました」
「テロ!?」
その瞬間、二人(国王とキース)がやり取りしていた手紙の事を思い出します。
「もしかしたら・・・・・・キース様は、それで○○様を自分の国から離れさせようとしたのかもしれませんね」
(キース様・・・・・・)
「それでは・・・・・・何かございましたら遠慮なくお申しつけください」
「・・・・・・はい、ありがとうございます」

ゼンが出て行った後、キースから電話。
「キース様!?」
『遅いっ!』
(えっ・・・・・・)
『お前なっ、さっさと出ろよ。何かあったと思うだろ!?』
(あ・・・・・・)
『・・・・・・ったく、この俺がわざわざかけてやってるってのに・・・・・・』
ブツブツとそう呟いた後、キースは小さくため息。
『まあ、それはいい。それより・・・・・・不安がってないだろうな。大丈夫か?』
「・・・・・・キース様の方こそ・・・・・・大丈夫なんですか?」
少し明るい声で。
『当たり前だろ。・・・・・・もしかして、新聞やテレビを見たのか?』
ここで選択肢。
(・・・・・・嘘をついても仕方ないだろうし・・・・・・)
「ゼンさんに聞いたんです」
キースの声がかすかに低くなります。
『ゼン? 誰だ、その男?』
が、言った後、少し明るい声になり。
『あ・・・・・・ひょっとして、いつもノーブル様にくっついてる、あの男か?』
(あの男って・・・・・・)
「たぶん・・・・・・その人だと思います。ノーブル様に仕えていらっしゃるようでしたから」
『なるほどな。そいつから聞いたのか』
「・・・・・・はい」
『まあ、報道はちょっと大げさになっているみたいだからな。何も心配することはない』
「そうなんですか?」
『ああ。俺の言うことが信用できないのか?』
「あ、いえ・・・・・・そういうわけじゃ・・・・・・」
『それならまあ、いいけどな・・・・・・。じゃあ・・・・・・またな』
どこか名残惜しい響きを残したまま、通話は途切れます。
(うん。こうしてわざわざ電話してくれたんだし・・・・・・迎えに来てくれるって言っているんだから・・・・・・その言葉を信じて待とう)

ある日の深夜。
リバティ城の執務室にはいつまでも部屋の明りがついてました。
「失礼いたします」
リュークがティーセットを手に中へ。
「ああ・・・・・・悪いな」
書類から目を離すことなく返事。
「いえ・・・・・・。ですが、毎日こんなに遅くまで・・・・・・お身体は大丈夫ですか?」
キースは笑い。
「ああ、俺は平気だ。・・・・・・そんなことより、1日も早くアイツを連れ戻さないと・・・・・・」
そう呟き、キースは真剣な表情で書類に目を通していきます。
それをじっと見つめ・・・。
「キース様・・・・・・」
「あ? ああ・・・・・・お前はもう休んでいいぞ。俺につき合う必要はない」
「ですが・・・・・・」
「お前には国王様や王妃様の世話もあるだろう? ・・・・・・悪いが・・・・・・頼むな」
「・・・・・・はい、かしこまりました」

数日後。
父親の長官とともにリバティ城を訪れたローラは、キースの姿を前に思わず駆け寄ります。
「キース様!」
が、キースは表情を変えることなくローラを見返し。
「ああ・・・・・・久しぶりだな」
「ええ、本当に」
ローラは嬉しそうに微笑み。
「あの女・・・・・・ここを出ていったんですのね。お父様から聞きました」
「ああ・・・・・・」
曖昧な表情を浮かべるキースに気づかず、ローラは楽しげに会話を続けます。
「やっぱりあの女・・・・・・何か企んでいたんでしょうか。悪い噂が流れた途端に姿を消すなんて・・・・・・ねえ、キース様?」
ローラがキースの腕に触れようとした、その瞬間。
パンッという音が廊下に響きます。
「・・・・・・気安く触るな」
ローラは表情を強張らせ・・・。
「も、申し訳ありません。私はただ・・・・・・」
「それに、あいつは出ていったわけじゃない。・・・・・・すぐに戻ってくる」
背を向けるキース。
「すぐに? ・・・・・・あの女は、もともとこの国の人間ではないじゃないですか。だったらもう戻ってくる理由なんて・・・・・・」
ローラの言葉にキースは一瞬立ち止まり、顔だけ振り向きます。
「理由? ・・・・・・必要だからだよ」
「・・・・・・え?」
「・・・・・・俺が」
そう言い残し、キースはその場から立ち去ります。

ミッシェル城。
いつものように歩いていると・・・突然、慌しく廊下を走っていくメイドの姿が目に入ります。
「大変です、入り口で」
「ええ、ゼン様とニコルソン様が・・・・・・」
困ったように言葉を交わすメイド。
(ニコルソンって・・・・・・もしかして、ニコルソン長官のこと?)
慌てて入り口に行くと、そこにいたのはローラ!
主人公を見て・・・。
「やっぱり・・・・・・ここにいたのね」
驚くほど低い声。
「どうして・・・・・・キース様は、あなたを・・・・・・」
(ローラさん・・・・・・)
憎しみにも似た鋭い眼差し。

ここで10数年前の回想。
ローラは父親に、キースのお嫁さんはどんな人がなるのかと尋ねます。
父親の答えは、それなりの地位の女性、もしくは有名な女優。
(これが、ローラが女優になった理由?)

「あんたなんかが・・・・・・キース様にふさわしいはずがないっ!」
睨み、叫ぶローラ。
「ローラさん・・・・・・」
「キース様のことなんにも知らないくせに! キース様が大変な想いをされていることも・・・・・・なんにも知らないくせにっ!」
ここで選択肢。
(そんな・・・・・・私だってキース様が大変なこと、わかってるつもりだけど・・・・・・)
黙ったままローラの顔を見つめていると・・・・・。
「な、何よ、その顔! ・・・・・・言いたいことがあるなら言えば?」
「いえ・・・・・・ただ、ローラさんが長官のように、国民に・・・・・・庶民に対して批判的なことは、どうかと思います。私だってキース様のこと、同じように心配してますし・・・・・・」
ギッと睨み。
「あんたなんかに心配してもらわなくても、キース様は大丈夫よ。私がいるんだから!」
「ローラさん・・・・・・」
「お父様に言ったことで、てっきり城から出ていったと思ったのに・・・・・・」
(・・・・・・え?)
「お父様に言ったことって・・・・・・?」
ローラはハッとしたように口をつぐみます。
「な、なんでもないわ!」
「とういうことなんだ! ローラ!」
(えっ・・・・・・?)
見ると、キースが立ってました。
「キース様・・・・・・」
みるみる青ざめていくローラを睨みつけるように立つキース。
「さっきの言葉・・・・・・ニコルソン長官に言ったことってなんだ!? ・・・・・・はっきり言え!」
「キース様・・・・・・どうしてここに・・・・・・」
視線を主人公へ。
フッと柔らかい笑みを浮かべ・・・。
「まだ国は完全に落ち着いたわけじゃない。だが・・・・・・」
手が伸び・・・。
「これ以上は・・・・・・もう待てなくてな」
抱き寄せられます!
(あ・・・・・・)
が、幸せを感じる主人公の瞳には、ローラの歪んだ顔が映し出され・・・。
会いたかった、触れたかった気持ちと、素直に喜べない気持ちが入り乱れ・・・・・・。
キースの腕の中で、複雑な感情に囚われてしまうのだった。



次回予告・・・・・ローラの謝罪&涙、主人公はもうここにはいられない!?
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「ラストソングを君に」澤怜司/四章・5話 | HOME | 「天下一・戦国LOVERS~完結編~」羽柴秀吉(3)/第4話

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