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「王子様のプロポーズ」エドワード=ルヴァンソワ/Episode9

今日で9日目です。

3日前の分をup^^;
(選択肢含むネタバレ↓)









































<選択肢>
9日目
*抜け道の方へ行ってみる
*こんなときまで優しくしないでください



『秘密の花園』で思い浮かぶのは、あの場所だけ。
シャルル城へ。
門の前には守衛。
前通った抜け道の方へ行くと・・・・段差のあるところにハシゴのようなものがかけられてました。
ハシゴを上がると、そこには一輪の薔薇。
ルイスに見つかりますが、見逃してくれます。

暗くなったバラ園。
「エドワード様っ!」
「ああ・・・・・・来てくれたんだね」
「・・・・・・はい」
「秘密の花園ってキーワードは、さすがに簡単だったかな・・・・・・?」
言うと同時に、少し表情を苦しそうに歪めます。
「・・・・・・ごめん、心のどこかで来てくれない方がいいのかもしれない、と思ってしまっていた・・・・・・」
「え・・・・・・?」
「自分で呼びつけておいて・・・・・・身勝手だと思うかもしれないけど・・・・・・」
近づいてくるエドワード。
目の前までくると、切なげな笑みを浮かべ・・・抱きしめられます!
(わ・・・・・・)
「キミがここに来なければ・・・・・・残っている1冊を返すまでは・・・・・・。また会えるかもしれないという希望が持てるから・・・・・・」
「エドワード様・・・・・・」
スッと腕を緩めると、そのまま顎を持ち上げ。
「あきらめが・・・・・・悪いよね。でも・・・・・・それでも、こんなに人を恋しいと思ったのは初めてなんだ」
近づいてくる唇。
一気に鼓動が高鳴り、頭は真っ白に・・・。
(え? これって・・・・・・もしかして・・・・・・)
「これが最初で最後の・・・・・・恋になると思っていた」
息がかかるほどの距離に、ドキドキ。
「こんなに愛せる人・・・・・・二度と現れない」
(愛せる人・・・・・・?)
「たとえかなわなくてもこの気持ちだけは伝えたいって・・・・・・そう思った・・・・・・」
「エドワード様・・・・・・」
唇が触れる寸前、動きがピタリと止まり。
「でも・・・・・・僕には○○さんの唇にキスをする資格がない」
暫く見詰め合い・・・そのまま抱きしめられます!
その温かい腕が胸をしめつけようとした時、そっと腕が離れ・・・。
「・・・・・・もうこれでさよならだ」
(え・・・・・・?)
手が離れます。
柔らかい笑みはいつもと変わらず・・・。
「さよならって・・・・・・」
「キミとは・・・・・・もうこれきり二度と会わない。・・・・・・その方が、キミにとってもいいだろうから」
(二度と・・・・・・会わない・・・・・・)
分かってはいたものの、ショックのあまり何も答える事ができませんでした。
気づけば、頬には温かいものが・・・・。
スッと手を伸ばされ。
(あ・・・・・・)
まるで涙を拭くようにすると、咄嗟にその指先から逃れるように顔を背けます。
「・・・・・・エドワード様・・・・・・」
「ん・・・・・・?」
エドワードの顔を見て・・・・ここで選択肢。
「こんなときまで優しくしないでください」
「○○さん・・・・・・」
「本当はわかってました」
「え・・・・・・?」
「今日がお別れの日だって。・・・・・・だけど・・・・・・それでも私は・・・・・・心のどこかで、期待していたんです」
じっと見つめるエドワードの視線を受け止めながら、無理に笑顔を作り。
「でも、やっぱりそんなことなかったんですよね。・・・・・・ずっと、わかっていたんですけど・・・・・・でも認めたくなくて・・・・・・。こんな風にお別れの日がくることを」
「お別れ・・・・・・」
再び手が伸ばされ、更にその手から逃れるように背を向けます。
「・・・・・・さようなら、エドワード様・・・・・・」
「待って、もう暗いからそっちは危ない・・・・・・!」

暗い抜け道をさかのぼるように歩いていくと、ルイスと出会います。
(あ・・・・・・)
顔を見て、ハッと動きを止めると。
「○○様・・・・・・」
全てを察したように、いたわるような表情を浮かべます。
「ハシゴを・・・・・・かけていただけないですか?」
ルイスは黙ったままハシゴをかけ・・・降りると。
「お送りいたします」
「え・・・・・・?」
「もう辺りは暗くなっておりますし、そんな状態で・・・・・・おひとりでは危ないですよ」
優しい声が、胸に染みますが・・・。
「いえ、大丈夫です。・・・・・・ルイスさんのお気持ちはとてもうれしいんですけど、今日はこのままひとりで帰らせてください」
「・・・・・・○○様」
心配そうなルイスに、できる限りの笑顔を返し。
「本当に大丈夫です。・・・・・・今まで、ありがとうございました」
頭を下げ、城を後にします。
(もう・・・・・・ここに二度と来ることはないんだろうな・・・・・・)

帰り道。
何も考えることができないまま、ぼんやりと歩いてました。
(こんなにつらい気持ちになるなら・・・・・・あのとき・・・・・・一番最初に泥をかけられたとき、エドワード様と会わない方が良かったのかも・・・・・・)
そう思った瞬間、罪悪感が生まれます。
(・・・・・・ううん、エドワード様と会えたことは、良かったんだ。少しだけでも、一緒に過ごすことができて・・・・・・しかも、あんな風に言ってもらえて・・・・・・)
溢れる涙を拭い・・・。
(私は幸せ者だ・・・・・・)
キュッと締めつけられる胸を抑えながら歩いていると、後ろから車のクラクションが鳴ります。
(あ・・・・・・いけない・・・・・・)
少し横に移動すると、車は近づいてきて・・・・。
「もしかして○○ちゃんじゃない・・・・・・?」
(え・・・・・・?)
振り向くと、ロベルトが窓から顔を覗かせてました。
「ロベルト様・・・・・・」
「やっぱり○○ちゃ・・・・・・」
笑顔で言いかけ、少し驚いたような表情に。
「どうしたの? そんな顔して」
(あ・・・・・・)
無理に笑顔を作り。
「いえ・・・・・・なんでもないです。すみません」
すると・・・ロベルトは窓から顔を引っ込め、少しして車の扉が開きます。
「ロベルト様・・・・・・!」
中から声が聞こえると同時に、降りてきて・・・。
「もしかして・・・・・・エドちん?」
「あ・・・・・いえ、その・・・・・・」
言いよどむと、ニッコリ笑い・・・腕を掴まれます。
「・・・・・・お茶をごちそうするから、おいで」
「え?」
「そんな顔している○○ちゃん、このままひとりで帰らせるわけにいかないよ。だから・・・・・・ね?」
肩に手を回して引き寄せると・・・・そのまま車の中へ。

「・・・・・疲れた?」
「あ、いえ・・・・・・」
「今、アルに紅茶を持ってこさせているから、待ってて」
「アル・・・・・・?」
「ああ、俺の執事。・・・・・・それより・・・・・・どうしたの?エドちんとケンカでもしたかな?」
胸に走る鈍い痛み。
「それ・・・・・・は・・・・・・」
それ以上言葉が出てこず・・・・。
フッと微笑むと、ロベルトは隣に来ます。
肩を抱き寄せられ・・・・。
「話せないなら話さなくていいよ。だーいじょうぶだから」
「ロベルト様・・・・・・」
「無理しないで、俺は、○○ちゃんの、そのつらさを少しでも楽にできたらと思って、ここに連れてきたんだから・・・・・・」
ロベルトの笑顔に、胸の痛みはかすかに和らぎ・・・・。
無理に笑顔を返すと、回された手にギュッと力を込められます。
「いいんだよ、つらいなら・・・・・・笑わなくて」
言われた瞬間、一気に溢れ出す涙。
まるで、せき止められていたダムが決壊したかのように、どんどん溢れ・・・。
「す、すみませ・・・・・・」
言うと同時に、ふわりと抱きしめられます。
「謝らなくていい。泣くときは・・・・・・こうして誰かの胸で泣くものだよ」
「ロベルト様・・・・・・」
「今は俺が・・・・・・エドワード王子の代わりをするから・・・・・・ね?」
ロベルトの胸にすがりつき、押し殺していた感情を解放します。

ひたすら書類に目を通すエドワードに・・・。
「エドワード様、そろそろお休みになられませんと・・・・・・・」
「放っておいてくれ」
グッと言葉を詰まらせるルイス。
エドワードは書類から目を離し、チラリとルイスを見ると・・・小さく息を吐き出します。
「・・・・・・すまない。だが、今日くらいは放っておいてくれないか。何か・・・・・・していないと・・・・・・おかしくなってしまいそうなんだ」
「エドワード様・・・・・・」
仕事を続けるのなら、お茶を・・・とルイスが希望銘柄を聞くと。
「・・・・・・では、ローズティー以外で」
「・・・・・・かしこまりました。・・・・・・仰せのままに」

翌朝。
部屋の中を見回すと、メモが置いてありました。
(あれ・・・・・・? えーと・・・・・・起きたらインターフォンを鳴らしてください・・・・・・?)
顔と頭を簡単に整えた後、インターフォンを鳴らすと・・・少し慌ててアルベルトが入ってきます。
「失礼いたします。お目覚めですか、○○様?」
「はい」
「私はロベルト様の執事をしております、アルベルトと申します」
(あ・・・・・・昨日、ロベルト王子が言ってた・・・・・・)
「初めまして、よろしくお願いします」
「ロベルト様たちがお待ちかねですよ」
「え・・・・・・? あ、すみません」
「それでは、ご案内いたします」
(もしかして朝ご飯とかなのかな・・・・・・?)

案内されたのは、ダイニング。
そこには、キース、グレン、ジョシュア、ウィルがいました。
実はエドワードにも召集を・・・!
何があったかは分からないけど、一度ちゃんと話をした方がいい。
そうしないと、きっと後悔すると思う、とロベルト。
「そうだね、人生は一度しかないし」
(確かにウィル様の言う通り、人生は一度しかない。それなら、エドワード様ともう一度会いたいっていう気持ちもあるし・・・・・・)
「なんだ、まさかホントにそれだけで集められてた・・・・・・ってことですか?」
「冗談じゃない、私は失礼させてもらおう」
「あ・・・・・・今、来たのってシャルル王国の車じゃないかな」
(え・・・・・・?)
「エドちんが・・・・・・来たかな?」
「来たかなって・・・・・・」
「だって・・・・・・会いたいでしょう? 会いたいときは、素直に喜ぶものだよ」
「・・・・・・ありがとうございます」
「お礼なら・・・・・・ちゃんとエドちんと仲直りしてからね」
言うと同時に、ダイニングの扉が開かれ・・・アルベルトが入ってきます。
「ロベルト様・・・・・・お客様をお連れいたしました」
入ってきたのは、エドワードでなく、ルイス!?
(ルイスさんが・・・・・・いったいどうして・・・・・・?)




次回予告・・・・・、さよならしたはずが!?
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