<選択肢>
11日目
藤守を紹介
もちろんだよ
(スチル:どうしよう・・・/10:ハッピープレゼント)
主人公の父親の職業を知った、藤守さんの反応(笑)
「えーっ!?」
─────週末。
「は、はじめまして! 俺・・・・・・いや、私は・・・・・・」
「賢史くん、落ち着いて」
「あなたのお名前は?」
「は、はい。藤守賢史です。○○さんと・・・・・・」
「現住所はどこですか?」
「はっ、東京都中央区です!」
「あなたの起訴状を・・・・・・」
「お父さん。 賢史さんは被告人じゃないから」
「似たようなもんだ」
「やめてよ~~」
腕を組み、藤守を見下ろす父親。
(わ、私が進めなきゃ)
ここで選択肢。
「お父さん、彼、藤守賢史さん」
「藤守賢史、警視庁に勤めてます」
「同僚か」
「いつも、私の面倒を見てくれて・・・・・・とても優しい人だよ」
「・・・・・・そうか」
父親に圧倒されながら、こっそり耳打ち。
「○○、助かった」
「そ、その節は、大変ご無礼しました」
「お父さん。彼、とても真面目な人で、あの日も私を送ってくれてたの。本当よ。あの日は本当に職場のみんなでご飯を食べたのよ」
「・・・・・・そうか」
「本当に、他意はありませんので」
「・・・・・・私も、あの時は少し血が上っていたようだ。すまない」
「いえ! とんでもないです!」
やっと誤解が解け、ほっとしたのも束の間。
「だが、○○は家に戻らせようと思う」
「お父さん!?」
「私も職場へは君たちと同じ桜田門の駅を使っている。つまり、この家から○○は十分に職場へ通えるんだ」
「は、それはその通りでございます、お父さん」
「お父さんと呼ばれる筋合いはないと言ったはずだが?」
「す、すみません」
頭を下げる藤守を、父親は冷たい目で見下ろします。
そこに、お茶を持った母親が登場。
「あなたが○○の彼氏さん?」
「あ、はい! 藤守賢史と言います」
「あら、感じのいい人じゃない」
「お、お母さん!?」
「お父さんがあんまり門限だの何だの、うるさく言うから、○○が家を出たがるのよ」
「嫁入り前の娘が実家にいるのは当たり前だ!」
「またそういうことを・・・・・・そんなことを言ってると、今度は早く嫁に行かれるわよ」
「・・・・・・私はもう部屋へ戻る」
「あら、まだ話があるんじゃないの? 大事な話が」
「もう済んだ」
「逃げるのね」
父親は居間を退室。
「おおお、お父さん!」
呼び止めるも、聞いてもらえず・・・。
「ごめんなさい、賢史くん。せっかく来てもらったのに・・・・・・」
「ええねん。俺が挨拶したかっただけやから」
「ごめんなさいね、藤守さん」
「いえ! そんな、全然大丈夫なんで!」
「私の前では、緊張しないで。私は、あなたと○○を応援してるから」
「お母さん・・・・・・ありがとうございます」
「それに、あなたみたいなかっこいい人がお婿さんだなんて、今から楽しみ」
「お、お母さん!?」
「藤守さん、○○をよろしくお願いしますね」
「はい。必ず、幸せにします」
「賢史くん・・・・・・」
力強い言葉に胸が震えます。
「○○、俺とこれからも、一緒にいてくれるか?」
ここで選択肢。
「もちろんだよ。ずっと賢史くんの傍にいたい」
「よかった。これで嫌やって言われたら、どうしようかと思った」
「そんなこと言うなら、家に連れてきません」
「それもそうやな」
「賢史くん、ずっと一緒にいて下さい」
「ああ、もちろん。○○は絶対離さへん。俺が幸せにする」
「賢史くん・・・・・・」
「お母さんと約束したしな」
手を握り、優しい笑み。
「そうだ、○○、今日は手巻き寿司の材料を用意したのよ。三人でお昼食べましょうか!」
「それもそうだね」
「でも、いいんですか? お父さん・・・・・・」
「いいのよ、あの人は」
「はあ」
結局、あれから父親は部屋から出てきませんでした。
誕生日のデート先は、一泊二日の温泉!
(宿泊チケットは、ガンプラを作ったお礼含むお兄さんからの誕生日プレゼント/笑)
最終話は温泉旅行?
それとも・・・・・??
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