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「トキメキ幻想★恋スル源平」平維盛(2)/13日目

今日で最終話でした。
結果は・・・・・・・、現代エンド!
(選択肢含むネタバレ↓)






































<選択肢>
13日目
どうしてももう一度会いたかったんです
維盛様と離れては生きていけません
(スチル:その先にある未来/13日目(現代):熱いお茶)


元の世界へ戻る方法が分かった、と法眼に言われますが・・・。
一人で帰ることは出来ない。
今更、維盛がいない世界は考えられない、とキッパリ断ります。

─────後白河法皇の隠れ屋。
見張りの男に見つかり、維盛が幽閉されている部屋へ。
「○○!」
「維盛様!」
ようやく会えた愛しい人の姿に嬉しく、抱きつくと・・・しっかりと抱きしめ返してくれます。
「どこにもケガをしていませんか? 乱暴に扱われていたりしませんか?」
「大丈夫です。それよりも、維盛様の方こそ、体は平気ですか?」
「無事です。何もされていません。ただ、話も聞いてもらえませんでしたが。このまま鎌倉の源頼朝の元へ送られるようなことは言っていました」
「頼朝様のところへ」
(やはり後白河法皇は、平家を見捨てたんだ)
「とにかく、無事でよかった。もう二度と会えないと覚悟していました」
「私もです。ひと目だけでも会いたいと、必死で来ました。」
お互いの無事を確かめ合い・・・暫くの抱擁の後。
いきなり怒った声で。
「どうして、来てしまったのですか?」
「維盛様・・・・・・」
「せっかく、私が法眼殿に託したのに。法眼殿は、あなたを見張っていてはくれなかったのですか?」
後にも先にも、こんな大声で叱るのを見たことがなく・・・。
それくらい、真剣なんだと思います。
(ここで選択肢)
「どうしてももう一度会いたかったんです」
必死に訴えると・・・
「そこまで思われた私は幸せ者ですね」
維盛は嬉しそうに微笑みます。
「ダメな男です。心を鬼にして、○○を置いてきたのに、やはり会うと心が揺れる」
「その言葉は私をよろこばせます」
「けれど、一緒に捕まってしまっては・・・・・・」
抱きしめたまま、神妙な顔に。
「一緒に死ぬ覚悟で来ました」
「いけません。そのような投げやりな態度では!」
「いいえ。実はこうなった時のために、法眼さんが用意してくれていることがあります」
「法眼殿が?」
「実は、法眼さんは私を元の時代へと戻す術を編みだしてくれたのです」
「そうなんですか。よかった。それなら、○○を元の世界へ戻すことができます」
「いいえ。私ひとりでは戻れません」
「ダメです。あなたは、幸せにならなくてはいけません。そのためには、現代へと戻らなければ」
(ここで選択肢)
「維盛様と離れては生きていけません」
「私だって、そうですよ。あなたが居るところが私の居場所です」
「維盛様、法眼さんは、維盛様も一緒に現代に送ることができると言ってくれました」
「私も、ですか?」
「これは最終手段なのですが、現代に送る術をかけるのに、高いところから落ちる力を利用するそうです」
「それは、この窓から落ちることでもいいのですか?」
部屋で唯一開く窓。
その窓の下は・・・・・崖。
「そうです。下は深い谷ですから」
「ここから出れば、落下して死ぬことになる。だから、こうやって窓を開け放している」
「けれど、現代へ行く呪法をかければ、死ぬことはありません。現代へ飛ばされるだけです」
「でも、失敗すれば、死ぬのですね」
今さら、何も隠すことはなく・・・冷静に分析する維盛に頷きます。
「その可能性もあります。法眼さんも、これは最後の手に取っておくよう言ってました」
「なるほど」
暫く、考えるようなそぶり。
「それから、もうひとつ。これも内密な話なのですが」
「なんですか?」
「重衡様が極秘に、平家のみなさまの身分や名前を変えて、町で生きていけるような手はずを整えてくれているそうです」
「重衡兄者が!」
「はい。でも、そのためには、最後まで戦って生き延びる必要があるそうですけど」
「さすがは、兄者です。よかった。それを聞いて、心が決まりました」
「それでは、維盛様」
「○○と一緒に現代へ行きます。重衡兄者たちを置いて逃げることは出来ないと思っていましたが、どうやら私がいなくても大丈夫そうです」
「本当に一緒に行ってくれるのですか? この世界とはまったく違う世界ですけど・・・・・・」
「ええ。私にとって、あなたが居るところこそが本当の居場所ですから」
「ありがとうございます・・・・・・維盛様・・・・・・」
「あなたとなら、地獄でも共に参ります」
「維盛様・・・・・・」
「すぐに行きましょう。たとえ、失敗したとしても、○○と一緒なら本望です」
「私もそうです。維盛様と共にいく世界は、たとえ死出の旅立ちだとしても笑っていられます」
「○○、愛しています。どの世界にいても、あなたが一番です」
「維盛様」
熱く抱きしめあい・・・・口付け♪
抱きしめ合ったまま、窓際へ。
「怖かったら、目を閉じていいですよ」
「はい」
窓際に止まっていた小鳥が、チチチチチッと派手な鳴き声をあげて飛び立つ。
それが合図のように、窓から身を躍らせ・・・。
「法眼さん!」
崖の下で待っている法眼に向かって手を振ります。
「法眼殿!」
合図として、髪を結っていた赤い布を下へ。
「・・・・・・」
頷く法眼。
「行きますよ」
しっかりと抱かれ・・・。
「目を閉じていてください。そして私から絶対に手を離さないで」
窓から下へ!
「○○・・・・・・愛していますよ・・・・・・」

遠くで、法眼さんが術をかける気合の掛け声が聞こえた。
その途端、体がふわりと浮いたのは覚えている。

気づくと、私と維盛様は現代の京の町、まぜか鴨川のほとりに倒れていた。
それから、維盛様は徐々に現代の生活に慣れていき、今は外へ働きに出るようにもなっていた。
戦に明けくれていた源平の世を離れたことは、維盛様にはよかったことかもしれない。
仕事場での維盛様を見るたびに、私はそう思う。
今日も私は維盛様の仕事場を覗きにいった。
幸せそうな維盛様の姿を見るのが大好きだから、つい覗きに行ってしまうのだ。

維盛様の職場は近所にある保育園。
外から覗くと、今日も維盛様はたくさんの園児達に囲まれていた。
「センセー、だっこ!」
「だっこは、こっちが先だよー」
「ええ。こっちだよね。センセー」
維盛様は男の子からも女の子からも人気のようだ。
いつも維盛様をとりあって、園児達が群がっている。
「こらこら、ケンカしちゃダメだよ。ちゃんと、順番に抱っこしてあげるからね」
(じゃあ、私も順番待ちしちゃおうかな?)
そんなことを考えていると、維盛様が私に気付いた。
「○○は、仕事が終わった後でね」
まるで、私の心を読んだように言われる。
照れた私に、維盛様はやさしい慈愛に満ちたほほえみを投げかけてくれた。
(今は子供達に維盛先生は譲ってあげよう。あの子たちが帰ってからは、私だけの維盛様になるのだから・・・・・・)
私は幸せな思いで、子供たちと遊ぶ維盛様の笑顔を見つめていた。



スチルは、ショートでエプロン姿の維盛!
(スーツ姿じゃなかったけど、社長のイメージじゃなかったから・・・これでよし/笑)
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