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「恋人は同居人~結婚編~」修一/2日目

前回から間が空きました^^;
今日で2日目です。
(選択肢含むネタバレ↓)







































<選択肢>
2日目
「そんなシュウイチお兄ちゃんが、好きだから」
「少しでも力になりたくて・・・」


翌日。
オーダーした指輪とドレスを二人で取りに行きます。

─────ブライダルサロン・応接室。
「お待たせいたしました。シュウイチ様の希望通りのお品をご用意させていただきました」
店員は、自信に満ちた笑みを浮かべながら、ケースを差し出します。
「ご覧になってみてください」
「はい・・・」
そっと箱を開くと・・・そこには、銀色に輝く二つのリング。
つや消しのシンプルなデザインの指輪と、ラインスーンの施された美しく輝く指輪。
「・・・・・・」
「シュウイチお兄ちゃん・・・?」
「・・・触っても?」
「もちろん、もうシュウイチ様のものですから」
指輪をそっと手に取ると、眺め・・・。
「ご満足いただけましたか?」
「はい、ありがとうございます」
「ありがとうございます」
ここで修一の携帯が鳴ります。
「あ・・・」
「すみません、少し外します」
携帯のディスプレイを見ると、そう言って店の外へ。
(なんだか私まで緊張しちゃった・・・)
「とっても素敵な旦那様ですね」
「えっ・・・?」
「奥様もとてもおきれいで、チャーミングな方。お似合いのお二人ですわ」
「あ・・・ありがとうございます」
(旦那様に奥様・・・ なんだかくすぐったいな・・・)

「失礼しました」
「大丈夫?」
「うん、ちょっと学校から急用でね。すまない」
修一は、心から申しわけなさそうな表情。
「ううん」
笑顔で返事をしながら・・・この誠実さが好きだと改めて思います。
この誠実さ、不器用なほどの真面目さ。
そして・・・仕事や、すべての物事に対する真摯な姿勢。
でも・・・。
(あんまり仕事熱心なのも、少し寂しいな。なんて・・・)

 パーーーン!!
(兄弟達)「お帰りなさい!」
指輪とドレスを受け取り、家に帰った二人を迎えたのは・・・みんなからのクラッカーによる歓迎。
「ちょっ・・・どうしたの?」
「何事ですか?」
ビックリしている二人をよそに、裕次は可愛らしいベビーピンクの小さな靴を持って歩いてきて。
「おめでとう、赤ちゃん」
「えっ?」
「えっ!?」
何のこと!?
「授かったんでしょ? ふたりの赤ちゃん」
「ええっ?」
「ええっ!?」
二人は飛び上がりそうなほど驚き、思わず顔を見合わせます。
「嬉しいなぁ。○○ちゃんとシュウイチお兄ちゃんの赤ちゃん、きっと可愛いよね」
瞬の手には、可愛らしくラッピングされた布製のガラガラ。
「俺も叔父になるわけだ」
「頼りない叔父だけどね」
憎まれ口を利きながらも、優しげな表情の二人(雅弥・雅季)。
その手には、真っ白いベビードレスに、小さな銀食器。
「ちょ、どういう・・・」
横を見ると、修一が目を丸くして自分を見つめました。
「まさか・・・ 本当に・・・?」
「あの・・・、ちょっと、ちゃんと聞いて?」
「えっ?」
みんなの視線は一斉に主人公へ。
(どうしてこんなことになっちゃったの~!?)
大きく息をついた後。
「あのね、赤ちゃんなんてまだ授かってません!まだ・・・残念だけど・・・・・・」
「えっ?」
「どういうことだよ、バカ兄貴!」
「だって・・・。○○ちゃん、グレープルーツすごい勢いで食べてたじゃない?すっぱくておいしいって言ってたからてっきり・・・。妊娠中はすっぱいものが食べたくなるって聞いたから・・・」
「えっ?」
(もしかして、昨日のキッチンでのこと・・・?)
お腹が空いていたから、とは恥ずかしくて言えず・・・。
顔が熱くなっていくのを感じていると、肩に修一の手が優しく置かれます。
「何か、勘違いがあったみたいだね。○○も言っている通り、今はまだ妊娠はしていない」
「なあんだ、残念・・・」
がっくりと肩を落とす瞬。
「ごめん、俺てっきり・・・」
「ううん、あの、勘違いさせるようなことしちゃって、ごめんね」
「でも・・・みんなの気持ちは、本当に嬉しかった」
「シュウ兄・・・」
「これで・・・いつ赤ちゃんが来てくれても大丈夫だね。僕たちには、こんなに心強い家族がいるんだ」
「シュウイチお兄ちゃん・・・」
「残念だけど、またお楽しみってことだね」
「うん」
「じゃあ、今日は妊娠おめでとうパーティーじゃなくて、結婚パーティーにしよう!」
「えっ?」
「ふたりがいない間に準備するの、大変だったんだから」
「ダイニング行ってみ?びっくりするぜ」

─────ダイニング。
手作りの大きな旗には、『Welcome baby』の文字。
部屋のあちこちには手作りのオーナメントや、赤ちゃんグッズが飾られてました。
「・・・・・・」
これに主人公は感激。
言葉に詰まった主人公に代わり、修一が。
「ありがとう、みんなの気持ち・・・本当に嬉しい」
この言葉に、みんなが嬉しそうに微笑みます。
そこに、御堂さんがワゴンを押して登場。
「お食事のお仕度が整いました」
「おーし! じゃあ食うぞ!!」
「ミドウさんも、張り切ってお料理用意してくれたんだよね」
「大切なお二人の・・・」
ゴホンと咳払いした後。
「前祝ですからね」
「カナメくん・・・!」
「ミドウさん・・・!」
その意味深な言い方に、二人は声をそろえます。
それを見て、雅弥は茶目っ気たっぷりの笑顔。
「今さら照れんなって!」
「そうだよ、僕も早くふたりの赤ちゃんに会いたい」
「楽しみにしてるから」
ワイワイ言いながらも・・・みんな、心から私たちを祝ってくれている・・・。
西園寺家らしい、まっすぐな祝福に、私はなんだか背筋が伸びる思いだった。
「本当に、ありがとう」
「未来の赤ちゃんも、喜んでると思うよ」

そして、夜も更けた頃・・・修一の携帯が鳴ります。
携帯を持って部屋の墨へ。
なにやら話し込んでいる様子。
(どうしたんだろう・・・?)
「○○ちゃん、どうかした?」
「あ・・・。ううん、シュウイチお兄ちゃん、大丈夫かなと思って」
「シュウ兄は本当にマジメだよな。こんなときでも仕事の電話にちゃんと対応するんだから」
「だから、学校から頼りにされるんだよ。生徒たちにも慕われているしね」
その時、電話を終えて修一が戻ってきます。
「どうしたの?」
「うちのクラスの女子生徒が家出をしたらしいんだ」
「えっ?」
「大丈夫なの?」
「・・・せっかくのパーティだけど、ここで僕は失礼させてもらってもいいかな?」
「どうするつもりなの?」
「このまま放っておくわけにはいかないから・・・その子を探しにいこうと思う」
「当てはあるのか?」
雅弥に聞かれ、首を横に振る修一。
「でも・・・なんとか探してみるよ。本当に・・・ごめん」
主人公と兄弟達に深々と頭を下げ・・・部屋を出て行きます。
(シュウイチお兄ちゃん、忙しそう・・・大丈夫かな? それにしても、仕事熱心で・・・いい先生)
そう思うと同時に・・・。
私はその真面目さゆえ、きっと私たちの馴れ初めはこれから先も決して語られることはないのだろうと、悲しい気持ちになっていた。
教師と生徒、そして・・・兄と妹である、私たちの恋の話・・・。
そんなことを思っていると・・・。
「○○ちゃん、大丈夫?」
裕次の言葉に対して・・・選択肢。
「そんなシュウイチお兄ちゃんが、好きだから」
この言葉に、裕次はハッとした表情に。
「・・・・・・」
「?」
「ううん、○○ちゃん、強くなったなって・・・」
(私、つい自分のことばかり考えてた。シュウイチお兄ちゃんは教師で、生徒たちはシュイチお兄ちゃんのことを必要としている。なのに・・・)
立ち上がると、みんなに頭を下げ。
「せっかく私たちのためにパーティーを用意してくれたのに、ごめんなさい。私も・・・シュウイチお兄ちゃんの手伝いに行こうと思う」
「・・・いいんじゃない?」
「そうしてあげて」
「シュウ兄じゃ、女子高生の行くところなんて分からなさそうだしな」
「○○ちゃん」
「はい」
「シュウイチ兄さんを、頼むね」
「うん!」
「シュウイチ様は、まず学校に行くとおっしゃってました」
みんなが穏やかな優しい眼差しで、私たちを応援してくれている・・・。
「ありがとう!」
私は、そのありがたさを感じながら・・・これで充分だと思い始めていた。
大好きで、大切な兄弟みんなが、私たちの真実をちゃんと知って、応援してくれている。
それだけで、充分すぎるほど幸せなのだ、と・・・。

学校へ向かう途中、修一を見つけます。
「シュウイチお兄ちゃん!」
「○○!」
びっくりした表情で振り返り・・・。
「どうしたんだい・・・?」
ここで選択肢。
「少しでも力になりたくて・・・」
「力に・・・?」
「だって、シュウイチお兄ちゃんが困っているの放っておけない・・・」
この言葉に嬉しそうに微笑みます。
「○○という存在が・・・こんなにも心強いものだなんて」
そこまで言うと、少し照れくさそうに赤くなりながら・・・。
「大切な人が傍にいてくれるって・・・本当に心強いことだね」
「シュウイチお兄ちゃん・・・!」
「学校にはさっき連絡をして、なにか分かったら連絡をもらうことにしてもらったんだ。だから、このまま街に探しに行こうと思う。一緒に探してくれるかな?」
「うん!」
「よかった。実は・・・女子高生の行くところなんて、想像もつかないと途方にくれてたんだ」
「それだったら、任せて!」
この言葉に、ゆっくりと嬉しそうな笑顔に。
「○○が来てくれれば、百人力だ」
「ありがとう」
(よかった・・・! 追いかけてきて)
その笑顔に、心がほぐれていくのを感じた。
「ありがとう・・・」
頭を軽く抱き寄せられ・・・。
「シュウイチお兄ちゃん・・・」
私はその大きな肩に頭を預ける。
そのぬくもりを・・・心地よく感じながら。
「・・・なんだか、いつまでもこうしていたくなっちゃう」
「では、続きはまあた後でということにして・・・行こうか」
「うん!」



やっぱり、裕次は勘違いしてました(笑)
馴れ初め話の次は、生徒の家出か・・・・。
この女子生徒の家出の原因は、修一先生・・・じゃないよね?
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