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「トキメキ幻想★恋スル源平」源頼朝(2)/13日目

今日で最終話でした。
結果は・・・・・・・、現代エンド!
(選択肢含むネタバレ↓)





































<選択肢>
13日目
それでもそばにいたい
頼朝様がいれば大丈夫です
(スチル:パソコンとメガネ/13日目(現代):歯磨き)


─────廃寺
景時から事の次第を詳しく聞くことに。
「それでは、やはり政子殿との結婚が白紙になったことが起因なんだな」
説明を聞き終えて、頼朝は冷静に返します。
「さようでございます。北条は、こちらを意のままに操れないと分かった途端、準備を進めてきたようで」
悔しそうな景時。
「それで味方につく兵はどれくらいになるんだろう?」
「ほとんどの味方は、この謀反で殺されてしまいました。あとは私の持つわずかな手勢ばかりです」
「そうか・・・・・・」
二人の顔に深い影が落ち・・・。
(そこまで事態が悪化していたなんて・・・・・・。それに北条政子といえば、史実で実際に頼朝様の正室になる女性だ・・・・・・)
背筋がゾクッとします。
こんな単純なことに気づけないなんて、私はどれだけ浮かれていたのだろう。
「わ、私のせいなんですね」
「○○」
ここで選択肢。
「それでもそばにいたい」
正直な気持ちを言います。
その気持ちがすべてを敵に回したのだ。
それが分かっていても、なお───。
人はなんて罪深いんだろう。
「それでいいんだよ。○○」
頷く頼朝。
ずいぶんとわがままなことを言ってると思ったけれど、その言葉で救われる気がした。
「○○のせいではない。すべては頭領である私のせいだ」
「頼朝様・・・・・・」
こらえきれず泣き出すと、しっかりと抱きしめられ・・・。
「この度のことは、誰の責任でもありません。言わば時流です。時が我らに味方しなかっただけのこと」
湿っぽい雰囲気を断ち切るように景時が言います。
「景時様・・・・・・」
「こうなってしまったものは、仕方ないでしょう。どうにか、おふたりで逃げ延びてください」
「お前はどうするんだ?」
「私はいかようにも生きのびていけます。とにかく、今狙われているのは頼朝様の首です」
「っ!!!」
首、という言葉がリアルに胸に響き・・・。
寒気さえしてきます。
(そうだ。捕まってしまったら、頼朝様は首を落とされてしまう。そして、それをどこかにさらされて・・・・・・。そんなのは絶対にイヤだ)
知らずに、頼朝の袖を握りしめていて・・・。
震える手の上に、頼朝の手のひらが重なります。
「では、夜明けと共に出立なさってください。私はなるべく、違う方向へ陽動して、追手をごまかします」
「頼んだよ、景時。やはり、お前が一番の部下だ」
「当たり前でございます」
胸を張って言う景時。
主人公を見て、真剣な顔で。
「○○、くれぐれも頼朝様のことは頼みましたよ」
「はい」
「それでは、私はここで失礼します」
「景時、生きろよ」
「頼朝様も」

夜が明けきれないうちに、二人は出立。
途中で、法眼と会います!
「法眼さん!」
「法眼殿」
「よかった。無事に落ちあえましたね。○○殿、頼朝様」

村の奥。
茂みの陰に身を隠して座ります。
「景時様は、こうなることを恐れていたようです」
声のトーンを落としながら、説明。
「そうか・・・・・・」
「でも、どうして法眼さんに?」
「それは、私が現代へと戻る方術を完成させたからでしょう」
「ええ!」
「そうです。完成させました。○○殿、あなたを現代へ戻してあげることができます」
「で、でも・・・・・・」
「○○姫。行ったほうがいい。そうすればあなたは助かる」
「いえ、私はもう戻るつもりはありません。頼朝様と一緒にここにいます」
「○○」
「それで、相談です。景時殿から鎌倉の事情は聞きました。このような事態となったからには、おそらくは戻ることはできないでしょう」
淡々と告げられる事実に、頼朝は眉を顰めます。
が、訂正しようとはせず・・・。
(頼朝様は、もう覚悟を決めておられるの?)
「それで、どうするというのかな?」
「このまま逃げるとしても、北条の手を逃れるのは至難の業です。義経様のようにはうまくいかないでしょう」
「法眼さん」
「頼朝様、この際、○○と一緒に現代へ行ってはみませんか?」
「法眼さん!」
「ひとり送るもふたり送るも一緒です。現代へと逃れることができれば、北条の手が及ぶこともないでしょう」
「それは、確かにそうですけど・・・・・・」
(でも、こんなこと、頼朝様が承諾するはずない)
が、頼朝の答えは意外なものでした。
「わかったよ。その現代へと行こう。○○と一緒に」
「いいんですか? 鎌倉には二度と戻れなくなるんですよ」
「今だって、同じことだ。○○と一緒に行きていく他が用意されているというなら、私はその道を選ぶ」
「頼朝様・・・・・・」
「それとも、○○は私と一緒に行きたくはないのかい?」
「いいえ。いいえ、そんなことはありません。私は頼朝様と一緒なら、どこだっていいのですから」
「では、決まりですね。ことは急いだ方がいい。もう北条の追手も、すぐ近くまで来ているでしょう」
「はい」
「じゃあ、よろしく頼むよ。法眼殿」
「お任せください」

─────崖の上
「落ちる力を利用して、現代へと返します。私がみっつ数えたら、ふたりしっかりと抱き合って飛び降りてください」
「分かりました」
「○○、決して離してはいけないよ」
「はい。頼朝様」
しっかりとお互いを抱きしめ合います。
「いいですか? では、ひとつ、ふたつ、みっつ! 今です」
「くっ」
「っ!!」

気づいた時、私と頼朝様はしっかりと抱き合ったまま、下鴨神社に倒れていた。
そこからしばらくは現代の生活に慣れるまで、頼朝様は大変な思いを・・・・・・。
(・・・・・・と、思っていたんだけど、頼朝様ってもともと頭がいいから、すぐパソコンやインターネットを覚えちゃったんだよね・・・・・・)
今ではデイトレーダーになって、かなりの高収入を得ている。

頼朝様のパソコンルームに入ると、すぐに私に気づいて目をあげてくれた。
「○○」
「今、大丈夫ですか? お茶を淹れましたよ」
「いいよ。さあ、横においで」
「はい」
「見てごらん。この株がすぐにあがりだすから」
頼朝様は私の肩を抱き寄せると、パソコン画面を指で差した。
その通りに、株価がどんどんあがっていくグラフ表示。
「すごいんですね。でも、私にはよくわかりません」
「いいよ。わからなくても。○○は、私が誰よりも○○を幸せにしたいということだけ、わかっていればいいんだからね」
「はい。頼朝様」
そっと、頼朝様の胸に顔を寄せる。
その規則正しく心臓の鳴る音を聞いて、生きている幸せと愛される喜びを同時にかみ締めていた。



スチルは、スーツ姿の頼朝でした♪
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