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「恋維新・幕末LOVERS~続編~」原田左之助/第六幕

6日目です。

タイトル「逃亡」
(選択肢含むネタバレ↓)





































<選択肢>
6日目
*原田さんはどう思います?
*原田に付いてゆく
採点は、○→△へ^^;
(反応を確認せず、なんとなくで選んだから・・・・・!?)


新撰組を離れてひと月。
江戸の片隅に小さな家を借りて二人は生活を始めてました。
つつましくも穏やかな日々。
が、新撰組の悪い知らせ江戸へ届く度に、えも言われぬ無気力感をどこかで感じるのも確かなものでした。

「・・・・ああ、今日立て札を見てきた。慶喜様は、江戸城を薩長の連中に引渡し、水戸へ引きこもるらしい。」
「そうですか・・・・ついに江戸も、薩長のものになってしまうんですね。」
「世知辛いな・・・・。」
夕食を食べながら、世情の話しを交わす二人。
薩長軍が江戸に到着して以来、どうしてもこの話になってしまうことが多く・・・。
「町も変わっていきます。このところ良くない話が多いです。盗みや放火も増えていると聞きます・・・・。」
「徳川家の力が落ちていると、土方さんもよく言っていたからな。だがいずれ民の不満も爆発するぜ・・・・。世に納得いかねえ連中が、裏へ裏へと回って、くすぶってる。」
「・・・・。」
ここで選択肢。
「・・・・原田さんは、どう思うんでしょうか?」
「・・・・・・・・・・うーん・・・・。」
唸りながら、持っていた箸を置くと・・・目をじっと見つめて。
「・・・○○、明日は早く起きて上野に行ってこようと思う。」
「・・・・上野・・・・ですか?」
「ああ、どうやらそこに、今の世を憂いて決起した連中が集まってるらしいんでな。詳しいことはわからねえが、とりあえず行ってみることにした。」
「そう・・・・ですか・・・・。」

その夜。
原田さんの高いいびきを聞きながら、主人公は寝床で考えてました。
(やっぱり、原田さんは何か行動を起こそうとしている・・・・)

翌日。
原田さんは上野へ。
主人公は、神田の診療所へ、沖田さんのお見舞いへ。

「・・・・そうですか。たぶん、原田さんにはまだ、やり残したことがあるんでしょうね・・・・。」
「ええ、おそらく・・・・。」
「それで、もし原田さんが何か行動に移そうとしたら、○○さんはどうするんですか?」
「私は・・・・。」
ここで選択肢。
「私は、原田さんがどんな結論を下そうと、付いてゆくつもりです。私はそれも含めて、原田さんと一緒に新撰組を出たのですから・・・・。」
「・・・・しかし、原田さんのことです。また戦に参加するかもしれませんよ。」
「覚悟の上です。それが原田さんの選んだ道でしたら、私は従います。」
「・・・・○○さん、強くなりましたね。」
「・・・・そうですか?」
「ええ、心強いです。・・・・まあ、いいでしょう。どちらにせよ、原田さんは○○さんを手放したりはしませんよ。」
「え・・・・?」
「あの人は愛する人のことを何より大切にする方です。」
「はい・・・・。」
「○○さんの心を一番に考えると思います。ですから、そんなに心配する事はありませんよ。」
「・・・・ええ、そうですね。」
そう答えたものの、心は違う思いでした。
(沖田さんの言うことは本当だろう・・・・。 原田さんは私のことを、とても大切にしてくれている・・・・。 でもそれは、私の言葉が非常に重みを持つことにつながる・・・・。 そのためにも・・・・私は覚悟を持たなければならない・・・・)
穏やかな笑顔の沖田さんに微笑み返しながら、そう固く心に誓います。

その日の夕方。
上野から帰ってきた原田さんは、上機嫌で話を切り出します。
「集まってたのは、おそらく幕臣の生き残りの連中なんだ。奴ら、とにかく熱いんだ。気持ちがよ! まるで昔の新撰組みたいだ!」
「・・・・。」
「すぐにダチになれたのは、おそらく思いが同じだからだろうな。何人か○○に紹介したい奴もできた!」
「そうでしたか・・・・。」
微笑んで答えます。
「あいつら、自分たちを『彰義隊』って言っていたな。いい響だきろ?何より俺は連中の心意気に惚れたんだ。これから薩長の連中が上野へ攻め込んでくるだろうってのに、とにかく明るい雰囲気で戦支度しててさ。何しろ幕臣っつったら、将軍に捨てられた連中だ。それなのになんでそんなに明るいんだ? って聞いてみたんだよ。」
「・・・・そうしたら何と?」
「ああ。そいつは逆だ、と連中が言ってた。確かに公方様、つまり将軍には捨てられてお先は真っ暗だ。だけど、侍は徳川の世を三百年間遊び暮らしてたわけじゃねえ。公方様や薩長の連中にも、これくらいのことは出来ると、でっかい花火を上げて見せつけてやりたい、ってな!」
「・・・・すごい・・・・。」
「そうだろっ! まったく、こんなに俺と同じことを考えてる連中がいるとはな!○○、俺は彰義隊に加わるぞ。・・・・わかってもらえるか?」
じっと見つめられ・・・。
「はい・・・・。」
ゆっくりと頷きます。
「そうか! よしっ、明日はさっそく上野に行って、血判を押してくる。○○も一緒に行こう!」
「はい・・・・!」

───私はすべて、原田さんの言うままに従った。
それが私が望んだことでもあり、愛する人を心から信じることの証だった。


翌日。
原田さんは彰義隊へ入隊。
主人公は隊のお世話をする役目を仰せつかります。

数日後。
薩長軍の軍勢が、彰義隊の拠点である上野へ攻撃を仕掛けます。
 ドーン!
凄まじい大砲の音。
直後、大きな衝撃と共に彰義隊の陣へ着弾します。
悲鳴と怒号が上がり・・・。
「チッ・・・・新型の武器か! ここはもう駄目だ! 川を渡る! 橋へ向かえ!」
「橋も薩長の軍に押さえられている。逃げ場は無い!」
「んだと・・・・!? こうなりゃ・・・・・・・・! おい! まだ意地が残ってるやつはいるか!!この原左之助の声が聞こえたら、その心で聞け!俺はこれから薩長の連中に特攻する!馬鹿な攻撃に付いてきたい奴は付いてこい!尻尾を巻いて逃げたい奴は、今すぐここから去れ!!」
「うおおおーーーっ!!」
原田さんの声に応えるかのように、気勢が上がります。
「よっしゃあああ、行くぞぉーっ!!」
槍を正面に構え、一心不乱に敵陣の中へ!
彰義隊の残兵たちも、後に勢いよく続きます。
 ドーン!
その時、再び大砲の音が響き・・・。
原田さんたちの大きく鬼気迫る叫び声は、幾度と鳴る大砲の音に消されていきました。

その頃。
主人公は後方で怪我をした兵士たちの手当てをしてました。
苦しみもがく人々を励まし、傷の処置。
(・・・・あの時と同じ・・・・新撰組が戦をした時と・・・・)
動きながらも、繰り返される戦の無常さを感じずにはいられなかった。
「○○・・・・・・・・!」
「原田さん、ご無事で・・・・!」
「ここはもう駄目だ! 逃げるぞ!」
「え・・・・で、でも・・・・!」
小屋の中に向かって。
「歩けるものは逃げろ! 無理なものは支え合って、できるだけ遠くへ行け!!」
その声に、皆が一斉に動き始めます。

「橋の向こうは駄目だ。人に紛れて、山を越えるぞ!」
「はい!」

 ドーン・・・・
───後ろで大砲の音が聞こえる。
私たちは一心不乱に走り続ける。
何かから逃げるため、そして自分の命を守るために───。



二人の行き先は・・・・・!?
(△は平穏行き濃厚・・・・・)
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