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「恋人は御曹司~フィアンセ編~」青海正剛/第2話

前回からだいぶ間が空いてしまいました^^;
2日目です。
(選択肢含むネタバレ↓)




































<選択肢>
2日目・・・スチル
*涙をこらえる
*私にできることは?


「理由を説明してください」
「カジノで裏社会の要人達と違法な裏取引をした容疑です」
「そんなことはしていない。俺はむしろ裏社会とは一線を引いて健全なカジノを・・・」
「口ではどうとでも言えますからね」
「どういうことですか?」
「この事務所から裏取引リストや契約書が見つかってるんですよ」
(そ、そんな!)
「・・・リスト?」
「ま、ここではなんですから署まで御同行願えますか?」
「・・・・・・わかりました」
椅子から立ち上がり・・・。
「正剛・・・!」
「○○、心配要らない。俺は何も悪いことはしていない。きちんと説明してくるよ」
落ち着いた声で言うと、安心させるようににっこり微笑み、肩をぽんと叩きます。
「○○、一人にしてすまないが、行ってくる」
刑事達に取り囲まれ、そのまま部屋を後に・・・。
(何がなんだか分からない・・・。正剛はそんな悪いことする人じゃない。それなのに証拠が出てるって、どういうことなの?)

─────自宅
頭は真っ白。
(こんなときどうしたらいいの? 私、正剛に何をしてあげられるの?)
気が動転して冷静になれない。
(とにかく落ち着こう。 まずは誰かに相談しよう。そうだ、みんなに相談しよう!)
「もしもし、晶さん? ○○です! 大変なの、お願い、助けて!」
『ど、どうした!』
「正剛が逮捕されちゃって・・・!」
『逮捕!?なんでだよ!何があったんだよ!』
「カジノで違法な取り引きをしたって・・・それも証拠が出たって!」
『嘘だろ!?正剛に限ってそんなことがあるわけねぇだろ!』
「でも、刑事さんに連行されちゃって・・・」
『マジかよ! わかった。ちょっとみんなと相談してからお前に連絡すっから』
「うん、ありがとう・・・」
『○○、俺たちがいるから心配するな。わかったな?』
「うん・・・」

晶から連絡を受け、警察署の前で待ち合わせ。
「○○!」
「晶さん、それに本郷さんも!」
「荘太郎や輝も来たがってたんだけど、留置所は3人しか面会できねぇらしいから、潤に来てもらった」
「本郷さん、ありがとう」
「○○も大変だったな」
「みんながいてくれて心強いよ。本当にありがとう。助かります」
「さ、早く正剛に会いに行こうぜ?」

留置所の面会室。
ガラスの向こうのドアが開いて正剛が入ってきます。
「○○!」
「○○・・・それに晶、潤まで」
向い合うように椅子に座る正剛。
その姿がだんだん涙で滲んできて・・・。
(どうしよう、こんなとき・・・)
ここで選択肢。
(泣いてるところなんて見せちゃいけないよね)
唇をぎゅっと噛んで涙をこらえます。
正剛の視線は二人(晶、潤)から主人公へ。
「○○・・・」
正剛の優しい声の響に、また泣いてしまいそうなり・・・。
返事をする代わりに頷き、より強く唇をかみ締めます。
「で、正剛。一体どういうことなんだ?」
「裏取引と聞いたが」
「それが、全く見に覚えがないんだ・・・。事務所から取り引きリストや契約書が見つかったと言われたんだが、なぜなのかわからない」
「いきなりそんなもんが見つかったわけか?」
「あぁ。どこからどうやってそんなもんが会社に紛れたのか、俺にもわからない」
「ずいぶん変な話だ」
「お前が裏取引するわけねぇもんな」
静かに頷く正剛。
いつもと変わらず冷静で堂々としている姿を見て、少しずつ落ち着きが戻ってきます。
「正剛。刑事さん達も、何かの間違いだってわかってくれるよ」
「あぁ。俺もそう説明する以外にないからな」
「そろそろ時間です」
(え、もう?)
看守に向かって頷いた後。
「○○」
(ここでスチル!)
ガラスにそっと手を置きます。
優しげで、でも切なげに見つめられ・・・。
「正剛・・・」
正剛に合わせるように手を置き、ガラス越しに触れ合います。
ひんやりしたガラス。
いつもなら感じる体温が伝わってこない。
「心配かけてすまない」
「ううん・・・」
「心細い思いさせてごめんな」
静かに首を振り。
「私、正剛のこと信じてるから。心の底からそう信じてる」
「ありがとう。すぐにここから出るから待っててくれ」
「うん。ちゃんと待ってるよ」
正剛の体温を感じたい。
私は手のひらも指も正剛とぴったり重ね合わせた。
でも、たった一枚のガラスに完全に隔てられ、少しのぬくもりも伝わってこない。
(こんなに側にいるのに・・・。涙が出そう・・・)
「時間です」
「はい・・・」
正剛の手が離れると・・・胸が締め付けられるように苦しくなります。
「正剛、何か必要なものがあったら言ってくれ」
「ありがとう。だったら、若い衆に心配するなとだけ伝えてくれ」
「わかった。必ず伝える」
「よろしくな。じゃあ・・・」
二人(晶、潤)に微笑んだ後。
不安を掻き消そうとするかのように・・・主人公を穏やかな眼差しで見つめます。
「正剛・・・」
ゆっくりと頷くと、正剛は看守が開けたドアへ。

その後、閉鎖中のカジノへ。
「東宮さん!本郷さん!それに○○さん!」
正剛の子分の人達が周りを囲みます。
「今、正剛に会ってきたぜ」
「えっ!せ、正剛さんはご無事なんでしょうか!」
「あぁ、大丈夫だ」
「正剛から君達に“心配しないでくれ”と伝言を預かった」
「正剛さん・・・こんなときまで俺達のことを気遣って・・・」
「東宮さん、正剛さんは戻ってきてくれますよね?」
「あたりめぇだ。だって正剛は潔白なんだぜ?そんなヤツをいつまでも閉じ込めておくほど警察だってバカじゃねぇだろ」
「警察もすぐに何かの間違いだったと認めるはずだ」
「ですよね!よかったな、みんな!」
子分の人たちはお互いに確信するように頷きます。
その中で、いつまでも不安そうな顔をしている一人が・・・。
「あの・・・正剛さんは本当に大丈夫なんですか」
「もちろんです。だって悪いことしてないんですから」
「でも・・・」
彼はよほど心配なのか、おどおどしっぱなし。
そんな彼の肩を晶ががっと掴み。
「お前が正剛を信じないでどうするんだ?」
「・・・・・・」
「信じようぜ?な?」
「はい・・・」
「すぐ出れると思うって言ってたから心配しなくていい」
「そうですか・・・それならよかった・・・」
ようやくほっとしたのか、安堵のため息。
(正剛、みんなが正剛のこと思ってくれてるよ・・・。 よかったね・・・)

“すぐに出れる”と言った正剛。
が、何日経っても保釈は認めらず・・・。
(何もしていないのに出られないなんておかしいよ。大丈夫かな・・・正剛)
いてもたってもいられず、再び留置所へ。

留置所。
「正剛・・・」
面会室に入ってきた正剛は幾分か疲れた表情をしてました。
が、心配させまいと微笑み。
「会いに来てくれてありがとう」
「正剛、保釈まだ認めてもらえないの?」
「あぁ・・・でも俺、諦めないから」
「ねえ、正剛、お父さんに相談はできないの?」
少し考えるような顔をしてから、またまっすぐ見つめ・・・。
「もちろん、父の力を借りればすぐに保釈される」
「だったら・・・」
思わず身を乗り出すと、正剛は首を横に振ります。
「潔白なのに父の力を借りないと出られないなんておかしな話じゃないか?」
「でも・・・!」
「この事件は俺の会社『OMI Enterprise』内で起きたことで父は関係ない。だから自分で解決しないとならない」
「正剛・・・」
(こんなとき、なんて言うべき?)
ここで選択肢。
「私に何かできることはない?正剛を一人で闘わせるなんてできないよ・・・」
「ありがとう、○○。○○がもし俺に何かをしてくれるならば・・・」
温かな眼差し。
「俺を最後まで信じていてくれ。それが俺にとって一番の力になる」
「正剛・・・」
「すぐに出るって言っておきながらいまだ出られてない。○○を心配っせっぱなしで本当に申し訳ない」
絞り出すような声で言うと、頭を下げます。
「・・・・・・」
私はいたたまれなくなって声をかけようとした。
でも、言葉が見つからない。
「正剛・・・」
伝えたい気持ちはたくさんあるのに、私はただ名前をつぶやくしかできなかった。

(もう夕方か・・・)
不安な思いを抱えて警察署を出ると、レオンが立ってました。
「○○さん、お久しぶりです。ちょっとお話したいことがあるんですが・・・」
「はい・・・わかりました」

バーのVIPルーム。
「ここなら静かに話せますので」
「話ってなんですか・・・?」
「正剛が逮捕されたと聞きました。さっきお会いになってたんですよね?」
「はい・・・」
「正剛は元気でしたか?」
「少し疲れてる感じでした。なかなか保釈されないから当然かもしれません」
「そうですか・・・。で、裏取引と聞きましたが・・・」
「はい、事務所からそれを裏付ける証拠が出てきたって言われて・・・」
「証拠?」
「取引リストや契約書が見つかったって刑事が言ってました」
「なるほど・・・リストや契約書か・・・」
顎をさすって何かを考えるような顔に。
「あの、正剛に会いに行かないんですか?もしよければ私と一緒に・・・」
「別に正剛に会いたいわけじゃありません」
見つめられ、一呼吸置いてから。
「実は、保釈できないように誰かが圧力をかけているようなんです」
「え、圧力?」
「正剛は、はめられたかもしれません」
「そ、そんな!はめられたってどういうことですか!?」
「詳しいことは俺にもまだわかりません。私の方でまたちょっと探りを入れて、動いてみるつもりです」
「・・・・・・」
「何か分かり次第、あなたにご連絡します。ですので、あなたの方でも何かあったらいつでも連絡してください」
「分かりました。レオンさん、どうもありがとう」
「当たり前のことをしたまでです。私にお任せください」
(正剛を心配してくれる人がこんなにたくさんいる。本当に心強い・・・。)

帰宅して、ぼんやりとテレビを観ていると・・・ニュースが始まります。
『OMI Enterpriseの青海正剛社長が裏取引容疑で逮捕された件で・・・』
「えっ」
画面には、正剛の写真や映像。
『これまで学生社長の成功者として番組で幾度となく取り上げられてきた青海社長ですが、カジノと言う仕事柄、やはり裏の顔があったようですね』
「そ、そんな!正剛のこと何も知らないくせに!」
(憶測にも程があるよ!)
怒りに震え、拳を握り締めます。
 プルルル、プルルル・・・
(あ、父さんから電話だ)
「はい、もしもし」
『○○、一体どういうことだ?』
「え・・・?」
『正剛君のニュースだよ。裏取引容疑で逮捕ってどういうことなんだ?』
「お父さん、これは間違いなの!正剛は何もしてないの!」
『何もしていないのに逮捕されると思うか?○○の知らないところで危険なことにかかわってるんじゃないのか?』
「そんなこと絶対にないよ、信じて、お父さん!」
『先日のパーティーで彼は誠実そうなことを言ってたが、あれは嘘だったのか』
「だから、違うの!」
『裏切られた気分だよ・・・』
お父さんは声を抑えているけれど、かなり怒っているのがわかる。
「ねえ、お父さん、聞いて?」
『○○、お父さんだけじゃなく、お母さんも心配してる。もう正剛君と付き合うのはやめなさい』
「お、お父さん!」
電話が切れ、目の前が真っ暗に・・・。
(どうして信じてくれないの? 正剛はそんな人じゃないのに・・・)



親からの交際反対、きました・・・^^;
今回の事件は、内部犯っぽい・・・?
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