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「いざ、出陣!恋戦」長尾景勝(上杉景勝)(2)/12日目

今日で最終話でした。
結果は・・・・・・・、通常結末!
(選択肢含むネタバレ↓)







































<選択肢>
12日目
気持ちがこもればいい
無茶をするのですね
(スチル:幸せなひと時/13:小さかった頃は)


「景勝様、一体どちらへ」
「とにかく、離れるんです」
縁側に出たあたりで、ようやく足が止まり・・・・。
「あの、景勝様・・・・・・」
「すみません!」
「えっ?」
「姫に恥ずかしい思いをさせてしまって・・・・・・。皆の前であのような」
(確かに、恥ずかしかったけど・・・・・・)
でも、それ以上に。
『○○姫は私がお守りするのですから!』
景勝様の言葉が嬉しい。
「その、こんな状態で、なんなのですが。また邪魔が入ってしまいそうですので」
両肩に手を置き、じっと顔を覗き込まれます。
「・・・・・・ここで、返事を聞かせてください」
ドキリ。
「返事、ですか」
「はい。私を、○○姫の、ただ一人の男として認めてください・・・・・・そして」
ごくりと息を飲んだ後。
「私の、嫁になってください」
目頭がじんわり熱くなり、目の前の景勝の顔が歪みます。
「はい・・・・・・はい・・・・・・」
喜びと共にこみ上げてくるものを押さえながら、何度も頷き・・・。
「ありがとう」
ぎゅっと抱きしめられます!
「ありがとう、私の○○姫・・・・・・」
景勝の背中に両腕を回し・・・。
「景勝様・・・・・・」

どれくらいの間、そうしていたのか・・・。
「父上に、報告しないといけませんね。それから、もちろん**の父上にも」
「はい」
「・・・・・・戻りましょうか」
「ええ」

広間の入り口。
「・・・・・・なんとなく、入りにくいですね」
「ええ」
「一刻も早く、父上に報告をと思ったのですが・・・・・・これでは、格好の酒の肴になってしまう」
いずれ伝わることではある。
言えば、皆が祝福してくれるだろうけれど・・・・・・。
「今夜はやめましょうか・・・・・」
さっき逃げ出してきたばかりの場所に、乗り込むことを想像すると、気恥ずかしいどころの騒ぎではない。
「**の父上を先にしましょう」
「えっ?」
「いずれ、きちんと伺わせて頂きますが、まずは書状でご挨拶を」

屋敷に戻り、景勝の部屋へ。
二人は文机の前に並んで座ります。
「・・・・・・どのように書けばよいものでしょう。婚姻願いの文など、初めてです」
ここで選択肢。
「気持ちがこもればいいのではないでしょうか」
「・・・・・・困りました」
腕組みをして、俯く景勝。
「なぜです」
「もしも、あなたのお父上に反対されてしまったら、私はどうしたらよいでしょう」
「あの」
「あなたの国と戦になるかもしれません」
「え、ええと、まず支度から、はじめませんか」
景勝の手に墨を握らせます。

隅の用意が出来ると、巻紙を広げ・・・。
「書いてみますが、何かあったら言ってください」
「はい」
「父上に書を習っておいてよかった」
謙信様ほど流麗な字ではないけれど、景勝様の字はきっちりとして端正だ。
書家としては、謙信様のほうが上なのだろう。
だが、私には景勝様の性格を体現したような、その字が愛おしい。
「**の父上も、景勝様の字を気に入ると思います」
「だと、いいのですが」
景勝は黙々と筆を動かします。
(景勝様・・・・・・)

「一度、読み返してみてくれますか? おかしなところがないか」
「はい」
じっくりと文の内容を読み返すと・・・。
景勝の真摯な気持ちが嬉しくて、目頭が熱くなってきます。
「姫?」
「いえ・・・・・・何でもありません。いいお手紙だと思います」
文に雫を落とさないように、慌てて袖で涙を拭い・・・・。
その後、父上へ文を書きます。
景勝を心から慕っていること。
上杉家は**を任せるに足りる家であること。
そして。
(景勝様は、いずれ越後の、いえ日の本を背負って立つ武将になられるお方と確信しております・・・・・・これでいいわ)
「・・・・・・それは」
「私は、そう信じています」
「責任重大ですね」
口調とは裏腹に、景勝はとても誇らしそうに見えました。

その後、景勝の母上(仙桃院)へも手紙を書き・・・。
外が薄明るくなってきます。
「じきに、夜があけそうですね」
縁側の障子が引き開けられ・・・。
空は綺麗な薄紫に染まってました。
「綺麗」
景勝の隣へ。
「本当だ・・・・・・姫、少し出ませんか」
「これからですか?」
「お疲れでなければ」
「私は構いません。でも、どちらに?」
「あの空の下へ」

連れて行かれた先は、馬屋。
景勝が一頭の馬を引き出すと・・・・。
「オレも借りるぞ」
「小次郎殿!」
「小次郎、起きていたのですか」
「これが仕事だからな。悪いがついていくぞ」
「姫は私が守ります」
「オレは景勝に雇われてるわけじゃない・・・・・・それに」
「それに、なんです?」
「お前の警護の兼ねている。もう**の要人同然だからな」
小次郎も自分の乗る馬を引き出します。
「無粋はしない。ちゃんと距離は開けて追ってやるから、この機会に慣れておけ。いずれ上杉と**の殿になれば、こんなものじゃすまん」
「そうですね、わかりました」
景勝に抱かれ、馬へ。
「ですが、小次郎殿」
「なんだ?」
「ついて来られなければ、置いてゆきますから、そのおつもりで」
「何!?」
「ハイッ!」
馬にムチが入れられ・・・。
「きゃあっ」
馬が猛然と走り出します。
「大丈夫、しっかりつかまっていてください」
遥か遠くで、小次郎が何かを叫んでいる声がした。
ここで選択肢。
「無茶をするのですね」
「年相応には」
「まあ」
「ふっきれたのです。見かけがどうとか、何が一人前の男であるのかとか・・・・・・いろいろ考えました。でも」
「でも・・・・・・?」
「私が一番誇らしいのは、○○姫、あなたが選んでくれたことです。こんな私は、お嫌いですか?」
「いいえ、大好きです」
「ありがとう」

山の中をあっという間に駆け抜け・・・。
山門を飛び出し、広い野原をどんどん進んでいきます。
薄紫だった空に曙光がさしこめ、気がつけば上には高い青空が広がってました。
「なんて綺麗な青空」
「本当に」
「私の顔ではなく、空を見ておっしゃってください」
「姫の瞳に、映っています」
たわいない会話なのに、嬉しくてたまらない。
「少し上り坂になりますよ」
馬が丘を登りはじめ・・・。
後ろに倒れそうになる体を、景勝がしっかりと受け止めてくれます。

「見てください、○○姫」
「わあ・・・・・・」
素晴らしい眺めが広がっていた。
広い越後の国が一望できる。
「ここが、私たちの国です」
「ええ」
「私は、父上のように最強の龍には、なれないかもしれない。ですが、私にできるやり方で、この地を・・・・・・姫の第二の故郷を守っていきたい」
「やれますとも。景勝様なら、必ず」
「そのためにも、ずっと私のそばにいてください」
「はい」
懐から木彫りの小鳥を取り出し・・・。
「よかったわね。これでお前も大切なお相手とずっと一緒にいられます」
小鳥の頭に、こつこつと景勝の小鳥の頭があてられます。
「当然です。私は決して姫を放さないつもりですから。こんなふうに」
手で頭を支えられ・・・。
「・・・・・・愛しています、○○姫」
囁いて、口づけ♪
(私もです、景勝様・・・・・・)

長い、甘い口づけだった。
くちびるを触れあわせ続ける私たちの周囲を、さわやかな風が吹きすぎてゆく。
ピチ、ピチチチ・・・・・・
私たちを祝福するように、どこかで小鳥の鳴き声がした────。



微笑ましい二人でした^^
・・・・・こっちの景勝もいいな(え)
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